京都府立図書館では、図書館の利用に障害のある方を対象に、次のサービスを実施しています。利用は無料です。
 サービスを利用する場合は、図書館カードとは別に利用登録が必要になる場合があります。詳しくは、障害者サービス担当までお問い合わせください。


  1. 1 図書の貸出
  2. 2 施設・設備
  3. 3 聴覚・言語などの障害がある方へのサービス
  4. 4 印刷物の利用が困難な方へのサービス

1 図書の貸出

 身体障害者手帳などをお持ちの方は、図書を1人10冊・1か月間借りることができます。
 詳しくは、「図書館カードをつくる」をご覧ください。

2 施設・設備

  •  盲導犬、聴導犬、介助犬を同行できます。
  •  図書館建物の南側に、障害のある方用の駐車スペースが1区画あります。 →①
  •  敷地入口に誘導鈴があり、1階カウンターと対面朗読室まで、視覚障害者用誘導ブロックで案内しています。また、地下1階から2階の各階は、カウンターからエレベーター、トイレまで誘導ブロックを設置しています。 →②~⑤
  •  エレベーターは、操作盤が低位置にあり、カゴの中には鏡、手すり、点字標示板があります。 
  •  車椅子のまま利用できる机が各閲覧室に1台あります。 
  •  地下1階から2階の各階に車椅子で入れるトイレがあります。また、これらのトイレはオストメイト対応(簡易式)です。  →⑥
  •  館内で利用していただける車椅子を用意しています。 
設備写真
りんごの棚紹介チラシ(PDF)

3 聴覚・言語などの障害のある方へのサービス 

  • 各階カウンターには、助聴機を置いています。また、筆談でも対応しますので、ご希望の方はお気軽にカウンター職員にお申し付けください。 
  • ファックスなどによる調査・相談(レファレンス)
    1階と地下1階の資料案内・レファレンスカウンターでは、必要な資料や情報を探すお手伝いをしています。 
    電話や郵便、FAX、ホームページ経由での相談も受け付けています。郵便は点字でも受け付けています。
    詳しくは、「調査・相談/レファレンス」をご覧ください。
手話と文字を使って、スタッフとめぐる案内動画「京都府立図書館」(外部サイト)

4 様々な理由で「本」を読むことが難しい方へのサービス

 各種資料やサービス、読書支援機器の紹介チラシを用意しておりますので、ダウンロードしてご利用ください。

 ・本を読むことをあきらめていませんか(テキスト版)

 ・本を読むことをあきらめていませんか(点字版 bes形式)

本を読むことをあきらめていませんか?(PDF)

4.1 対面朗読

 ご希望の資料を、対面またはオンラインで朗読します。対象となる資料は、当館の所蔵資料及びこれに準ずるものです。
 1回あたりの実施時間は2時間までです。
 音訳者の手配などが必要ですので、事前にご希望の資料名と日時をお申込みください。ご利用前にカードの登録が必要です。 

  • オンライン対面朗読
     オンラインコミニケーションツール「Zoom」を使って当館の対面朗読室と利用者のご自宅を接続し、音訳者がご希望の資料を朗読します。利用者は自宅で聞くことができるため来館する必要がありません。
     ご利用は、図書館カードをお持ちの京都府内に在住・通学・通勤の方で、視覚その他の障害により活字による読書が困難な方です。初めて希望される方は、確認事項がありますので、電話でお問い合わせください。
     詳しくは「オンラインでの「対面朗読サービス」を本格実施します」をご覧ください。
京都府立図書館で対面朗読をしてみませんか?(PDF)

4.2 資料のご案内

  • 音声資料等
     視覚などの障害のため印刷物を読むことが困難な方を対象にデイジー資料、カセットテープ、CD、点字資料を貸出しています。
    音声資料等貸出サービスのご利用にあたっては、図書館カードとは別に利用登録が必要です(登録の申し込みは、来館のほか電話などでも受付ています)。 
     視覚障害のため障害者手帳の交付を受けている方は、利用登録の際にお見せください。
     その他の障害のため印刷物を読むことが困難な方は、障害者サービス担当までご相談ください。 
     音声資料等の貸出期間は1ヶ月、貸出数は10点以内です。 
    • カセットテープ、CD資料
      小説の朗読や古典解説、講演、落語などを録音したカセットテープとCDを所蔵しています。 
  •  点字資料
     2階閲覧室に点字の広報誌、新聞、雑誌などの最新版を置いています。また、対面朗読室には各種辞典類等の点字図書もありますのでご利用ください。
     サピエからダウンロードできる点字データもご利用いただけます。
  •  大活字本
     1階閲覧室に「大活字本コーナー」を設けています。大活字本はどなたでもご利用いただけます。

4.3 インターネットを利用したサービス

  • 「サピエ」
     「サピエ」は、視覚などの障害のため印刷物を読むことが困難な方を対象に、様々な情報提供を行っているネットワークです。 
     音声資料等貸出サービスをご利用の方は、当館を利用館として「サピエ」に個人登録することができます。 
     「サピエ」に登録すると、お手持ちのパソコンやスマートフォンなどで全国の点字図書館、国立国会図書館、公共図書館などから提供されるデイジーデータ等がご利用できます。 
     登録のお申し込みは、サピエ(外部サイト)から行うことができるほか、当館でも受付けています。詳しくは、障害者サービス担当までお問い合わせください。 
  • 国立国会図書館「視覚障害者等用データ送信サービス」
     国立国会図書館が制作したデイジーデータ等と公共図書館等で制作したデイジー、点字データ等を、当館の対面朗読室、2階閲覧室で利用できます。 
     利用できる資料等の詳細は、視覚障害者等用データ送信サービス(視覚障害者等個人の方向けのご案内)(外部サイト)をご覧ください。
聞く読書はじめませんか?(PDF)

4.4 情報機器類のご案内

  • 拡大読書器
     資料をカメラで読み取り、読みやすい大きさに拡大して画面に表示することができます。
     各階の閲覧室に設置しています。
  • 音声読書機
     資料をセットしボタンを押すと、その内容を音声で読み上げます。
     2階閲覧室に設置しています。
  • デイジー資料再生機
     CDなどに収録されたデイジー図書を聞くことができます。
     対面朗読室と2階閲覧室に設置しています。
  • 画面読み上げ機能などを備えたパソコン
     インターネット閲覧のほか、デイジー資料のストリーミング再生などが利用できます。当館所蔵のマルチメディアデイジー資料もご利用いただけます。
     対面朗読室と2階閲覧室に設置しています。

4.5 国立国会図書館の学術文献視覚障害者等用資料の製作依頼

 国立国会図書館では、学術文献のテキストデータ及び録音図書を製作しています。ご利用になれるのは、視覚などの障害のため印刷物を読むことが困難な方です。
 当館は、その製作依頼窓口です。ご希望の資料がありましたら、お申し出ください。
 詳しくは国立国会図書館「学術文献の視覚障害者等用資料の製作」(外部サイト)をご覧ください。

 

その他図書館の利用についてわからないことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

◇お問い合わせ先: 京都府立図書館 障害者サービス担当
 TEL (075)762-4655 
 FAX (075)762-4653 
 〒606-8343 
 京都市左京区岡崎成勝寺町