No.020 『細雪』ほか
文豪・谷崎潤一郎は、今年没後50年。
昨秋、谷崎と松子夫人で交わされた大量の手紙が初公開され、今改めて代表作『細雪(ささめゆき)』の執筆背景が注目されています。当館には初版装丁の『細雪』のほか、板画家棟方志功による装丁・挿画の『瘋癲(ふうてん)老人日記』など、耽美派・谷崎が意を凝らして出版した当時の本があります。実物をどうぞご覧ください。
◆『細雪』(上・中・下巻) 中央公論社 1946、1948、1948年
(自動書庫 資料コード:1107622118、1107585141、1107585158)
【装丁:菅 楯彦】
◆ 『瘋癲老人日記』 中央公論社 1962年
(書庫4 資料コード:1102819107)
【装丁・挿画:棟方 志功】
◆ 『猫と庄造と二人のをんな』 創元社 1939年
(書庫4 資料コード:1102819081)
【装丁・挿画:安井 曽太郎】
◆ 『卍(まんじ)』 新生社 1947年
(自動書庫 資料コード:1101490017)
【装丁:東郷 青児】