こんな本、ありますNo.86 『暦象年表 令和3年』
『暦象年表』は、昭和21(1945)年以降国立天文台から毎年刊行されている冊子です。国民の祝日、二十四節気および雑節の日時、月の満ち欠け、各地の日の出・日の入り、日食・月食などの多様な情報が掲載され、暦や天文現象について調べる際に役立つ資料です。
二十四節気の最初の節で、暦の上では春となる日を「立春」、雑節の一つで季節の変わり目や立春の前日をさす日を「節分」と表します。令和3(2021)年は立春の変動に連動して「節分の日」が明治30(1897)年以来124年ぶりに2月2日となる非常に珍しい年です。
立春に変動が生じるのはなぜなのでしょうか?「節分の日が動き出す」と題して、本書の巻末で詳しく解説されています。
『暦象年表』はWeb版も公開されていますので、本書とあわせてご活用ください。
<令和3年1月30日掲載>
図書:『暦象年表 令和3年』
自然科学研究機構国立天文台/著 2020.5
(請求記号:449.5/Ko49/ 資料コード:1111120430)
<関連記事>
「立春と二至二分の日付の推移」 (『日本暦学会』27号、2020年4月)
(請求記号:ニホン 資料コード:1601709965)
※令和3年の立春についての解説があります。
<関連資料>
天文年鑑編集委員会/編 誠文堂新光社 2020.11
(請求記号:440.59/Te36 資料コード:1111067797)
三省堂編修所/編 三省堂 2002.5
(請求記号:449.03/Sa66/ 資料コード:1106993726)
白井 明大/著 飛鳥新社 2014.4
(請求記号:386.1/Sh81/ 資料コード:1110170311)
『日本の伝統行事』
村上 龍/著 講談社 2016.7
(請求記号:386.1/Mu43/ 資料コード:1110806963)
歴象年表 Web版:https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/cande/