高齢化社会の現代、「老人ホーム」は家族や親戚、知人の誰かがお世話になるような大変身近なものになりました。今やその存在が当然かのように思われている社会福祉施設ですが、いったいどのように始まり、どのように歩んできたのでしょうか。

「老人ホーム」は、かつて「養老院」と呼ばれていました。この本は、大正10(1921)年に京都府で初めて創設された養老院の実録史です。世相や京都の福祉の動きを年表にした「時代のあらまし」から「おやつ一覧表」まで、わかりやすく豊富に挿入された表が記載された本で、京都の養老院設立の経過や戦前戦中戦後の高齢者福祉の変遷を辿ってみませんか。「京都養老院」は後に「同和園」と名称変更され、50年誌や70年史も発行されていますが、そこには記されなかった当時の庶民の生活も垣間見ることができます。 

                                                  <令和元年7月30日掲載>

 

 

 

 

 

図書:『京都養老院物語 同和園五十年実録史

    同和園/[編] 橋本 保二郎/執筆担当 同和園   2015.3

   (請求記号:K 369.26/D89 資料コード:1110286612)

 

<関連資料>

同和園五十年誌』同和園/編 同和園 1971

(請求記号:K369.26/D89/ 資料コード:1110686019)

同和園七十年史』同和園七十年史編纂委員会/編 同和園 1997

(請求記号:369/D 資料コード:1101692075)

京都嵯峨 寿楽園日誌 終戦直後に創設された養老院のドキュメント』横川八重著  小国英夫/監修 健光園編 関西学院大学出版会2019

(請求記号:K 369.26/Y74  資料コード:1111033674)寿楽園は昭和24年に設立された京都で2番目に古い養老院