こんな本、ありますNo.137『江戸の女子旅 旅はみじかし歩けよ乙女』

江戸時代、街道が整備され社会情勢の安定とともに貨幣経済が発達してくると、庶民の間に寺社参拝を名目とした旅ブームが起こります。その中には、男性たちに交じって旅をする女性たちの姿も多く見られました。

本書は、女性も安心して旅ができるようになった江戸時代に、好奇心溢れる彼女たちがどのような旅をしていたのか、残された記録などをもとに述べたものです。

絶景を眺め名所旧跡を巡り、買い物を楽しみ名物を味わい、芝居見物に魅了され温泉に癒された江戸時代の女性たち。現代と変わらない旅の醍醐味を満喫する彼女たちの楽しげな声が聞こえてきそうです。

図書:『江戸の女子旅 旅はみじかし歩けよ乙女

谷釜尋徳/著 晃洋書房 2023.2
請求記号:384.37/Ta87 資料コード:1111345672

※関連資料

旅セヨ乙女 江戸時代、おんなたちの旅

豊橋市二川宿本陣資料館/編集 豊橋市二川宿本陣資料館 2014.10

請求記号:384.37/To85/

資料コード:1110263967

近世の女旅日記事典

柴桂子/著 東京堂出版 2005.9

請求記号:367.21/Sh15/

資料コード:1108313964

関所抜け江戸の女たちの冒険

金森敦子/著 晶文社 2001.8

請求記号:384.37/Ka45/

資料コード:1105918120