![](https://www.library.pref.kyoto.jp/contents/wp-content/uploads/2022/03/PXL_20220224_083621138.MP_-2-scaled-e1647157522598-986x1024.jpg)
このアカンサスの模様が施された円形の装飾は、図書館3階の陳列室につけられていた天井飾りだと考えられます。この天井飾りの中心からシャンデリアが吊るされていました。この装飾は漆喰でつくられたものです。左官職人による仕事で鏝(こて)を使って、天井を見上げながら一つ一つの模様を手作業で作ってきました。左官技術は、江戸以前からあるもので、この天井飾りは明治の洋風と、日本の技術とが融合したものと言えるでしょう。(テキスト:本橋仁/京都国立近代美術館)
![](https://www.library.pref.kyoto.jp/contents/wp-content/uploads/2022/03/j-tennjyo-2-scaled-e1647157794878-804x1024.jpg)
改築時(1998年)に取り外す直前の北陳列室の天井飾りです。