「礼服(らいふく)」は、奈良時代から江戸時代まで用いられた宮中における最高の礼装です。即位礼や元日朝賀などの重要な儀式で着用されました。現在では実際にその装束を見ることはできませんが、残された多くの記録からうかがい知ることができます。

 著者は、洋装を取り入れた後の近現代の礼装についても述べています。歴史の試練にあいながらも1200年間守り伝えられた礼服と、場面によって変化する現代のドレスコード。本書を通して、衣服の持つ意義と機能について考えてみませんか?

                                                           <令和元年8月30日掲載>

 

     

 図書:『礼服 天皇即位儀礼や元旦の儀の花の装い

 武田 佐知子/著 津田大輔/著 大阪大学出版会  2016.8

(請求記号:210.098/Ta59  資料コード:1110488275)

 

 <関連資料>

 『有職装束大全

  八條 忠基/著 平凡社 2018.6

 (請求記号:210.098/H11  資料コード:1110897152)

 『フロックコートと羽織袴 礼装規範の形成と近代日本

  小山 直子/著 勁草書房 2016.3

 (請求記号:383.1/O95  資料コード:1110564919)

 

 <展覧会情報>

 京都国立近代美術館 「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」

(会期2019年8月9日(金)~10月14日(月・祝))