京都の観光名所としても知られる平安神宮。今でこそランドマークのようにそびえたつ朱塗りの大鳥居ですが、明治28年(1895)の平安神宮創建時にはなく、30年余り後の昭和3年(1928)昭和天皇の御大礼を記念して建てられました。本誌は小さな本ですが、造営工事に関することはもとより、大鳥居建設までの経過や費用、寄付金、役員名簿、諸社鳥居との比較一覧、造営諸祭典の祝辞、見返しには大鳥居の色見本、口絵には設計兼監督の阪谷良之進と顧問の武田五一の写真、巻末には完成当時の新聞記事まで掲載され、当時日本一の大鳥居とうたわれた造営事業について余すことなく収められています。(なお、武田五一は明治42年(1909)建築の京都府立図書館(旧館)の設計者でもあります。)

※現在1階に展示している『京都の御大礼・武田五一関連資料』も併せてご覧ください。

                                                  <平成30年10月14日掲載>

 

      

  図書:『平安神宮大鳥居造営誌

  平安神宮/[編]  平安講社本部   1929

  (請求記号:ヨ/252/33 資料コード:1102352406) 〈館内資料〉