こんな本、入りました。No.105『カラス学者の回想録 京都・京大・百万遍』
カラスの行動と進化を研究する著者による、1990年代から2000年代初頭の京都大学百万遍周辺を追想するエッセイです。ハシブトガラスのイマデガワくんと黒いねこのヒャクマンベンくんが、ゆるーく案内してくれます。
当時の京大生から見た京都案内のため百万遍が中心で、「河原町より向こうはすでにアウェイなのだ。」、岡崎地域については「そこまでアウェイではない。」などと書かれています。ページ下方にある註釈では、京都のお店やちょっとした歴史、例えば志賀越道や京都学派などについて知ることができます。
今はもう閉店してしまったお店、居酒屋…。そこで話した不思議な化石や古生物、そして研究・進路の話…。百万遍周辺に存在した場・空間を読むことによって、あなたの見た京都の昔の風景や経験が思い起こされるかもしれません。
松原始/著 旅するミシン店 2022.5
(請求記号:K/377.28/Ma73 資料コード:1111298707)
★こんな本もあります。
『カラスと京都』
松原始/著 旅するミシン店 2016.8
(請求記号:K/488.99/Ma73 資料コード:1110806658)
『カラスの教科書』
松原始/著 雷鳥社 2013.1
(請求記号:488.99/Ma73/ 資料コード:1110090402)