こんな本、入りました。No.101 『クリティカル・ワード 現代建築 社会を映し出す建築の100年史』
235の建築キーワードがきらめく本書の読み方 ――――――
- 「Wikipedia」がなぜ建築キーワード? 気になるページを開いて読んで膝を打つ
- 物語を読むように順次ページを繰り、確かな手ごたえで建築史に触れる
- たとえば「腰巻き保存」を読み参照キーワード「帝国ホテル様式保存」へ飛び、さらに…。ページを行きつ戻りつスクランブルな動きをするうちに(しおり数枚あると便利)、豊かな建築観が身につく
あなたはどれがお好みですか?
いずれにせよ、建築が、社会が、読む前と違って見えるかもしれません。
なお、「はじめに」で紹介される、旧早稲田大学図書館の漆喰の柱のエピソードから、ふと、旧京都府立図書館の漆喰の天井飾り(現在は入口で常設展示)を連想する読みも可能です。
〈令和4年4月15日掲載〉
『クリティカル・ワード 現代建築 社会を映し出す建築の100年史』
山崎康寛、本橋仁/編 フィルムアート社 2022.3
(請求記号: 523.1/G34 資料コード:1111207971)
〈関連図書〉
・『京都近現代建築ものがたり』
倉方俊輔/著 平凡社 2021.9
(請求記号:KS523.16/Ku52 資料コード:1111252696)
日埜直彦/著 講談社 2021.3
(請求記号:523.1/H61 資料コード:1111097349)