こんな本、入りました。No.94『ともに食べるということ 共食にみる日本人の感性』
食事を共にすることで、人はどのように繋がるのでしょうか。
本書では、家庭での食事の変遷や、割烹で交わされる作る人と食べる人とのコミュニケーション、文学作品に描かれる食事などを取り上げ、日本社会における「共食」の意味を探ります。フランスの共食文化との比較にも注目です。
離れた場所にいても、同時に食卓を囲まなくても、共食は成り立つと筆者は説きます。改めて「ともに食べる」ことについて考える一冊です。
<令和3年9月15日掲載>
福田育弘/著 教育評論社 2021.4
(請求記号:383.81/F74 資料コード:1111234763)