こんな本、入りました。No.125『和本図譜 江戸を究める 設立七〇周年記念出版』

和本とは、日本古来の装訂によってつくられた本のこと。その和本に親しんでもらおうと企画された本です。

前半は48のお題のもと、写真で魅せるグラフ誌になっており、例えば、 “輝く”のテーマでは、『源氏物語』を収納するための箱に施された美麗な蒔絵が、また、“江戸の艶”のテーマでは、鈴木春信の可憐な美人画が紹介され、気軽に和本の世界を楽しめるようになっています。

後半は江戸時代の文学研究の奥深さ、醍醐味に触れられるよう、研究者と論文を取り上げています。きらりと光る着想から結論への辿りつき方まで、研究のスタイルを学べると同時に、研究にかける熱い想いを受け取ることができます。

和本図譜 江戸を究める 設立七〇周年記念出版

日本近世文学会/編 文学通信  2023.10

(請求記号:022.31/N71 資料コード:1111385298)

★こんな本もあります。

  『和本入門 千年生きる書物の世界

   橋口 侯之介/著 平凡社 2005.10

   (請求記号:022.31/H37/ 資料コード:1108092360)

 『和本入門 続 江戸の本屋と本づくり

  橋口 侯之介/著 平凡社 2007.10

  (請求記号:022.31/H37/2 資料コード:1108528744)

 『江戸の板本 書誌学談義

  中野 三敏/著 岩波書店 2015.12

  (請求記号:S 022.31/N39/ 資料コード:1110533203)