こんな記事、読めます No.32「世界鬼学会会報」

アニメなどでも最近注目の「鬼」。
酒呑童子は、御伽草子や謡曲にも登場し、最も有名な鬼の一人ではないでしょうか。
その酒呑童子が暮らしたという伝説が残るのは、京都府北部の大江山の麓、大江町(現・福知山市)。
40年ほど前から町おこしの中心に「鬼」を据え、「日本の鬼の交流博物館」が誕生し、そこに事務局があるのが「世界鬼学会」。学会のテーマは、「鬼と遊び、鬼について学びあう」。
その内容は、古今東西の鬼はもちろん、「鬼瓦」や「鬼のつく姓」、「鬼検定」の問題解答など、研究論文からエッセイ、童話、短歌、今風のビジュアル系に変身した酒呑童子のイラストまでを見つけることができます。
もうすぐ節分。鬼とはいったい何なのか?この機に考えてみませんか?
<令和4年1月19日掲載>

「世界鬼学会会報」/世界鬼学会編・発行
※創刊号から最新号まで書庫にあります。閲覧を希望される方は地下1階のカウンターでお申し出ください。

 

■関連図書

『酒呑童子 大江山鬼伝説の虚と実』
村上 政市/著/日本の鬼の交流博物館 1993年
(請求記号 K 388.16/Mu43/  資料コード1105955056)

『鬼力話伝45』
日本の鬼の交流博物館/編 大江町役場総務企画課 [1996年] (請求記号 388/N/ 資料コード1101307930)

『定本酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』
高橋昌明/著 岩波書店 2020年
(請求記号 S 388.1/Ta33 資料コード1111060974)