こんな記事、読めます No.31「刀剣の世界へ」

「こんな視聴覚資料、ありますNo.54」に引き続き、当館の所蔵雑誌の中から、刀剣に関わる特集記事を紹介します。
『刀剣乱舞‐ONLINE‐六周年企画「現世遠征 都結び」』関連展示「刀剣の世界」ミニコーナーと関連ブックリストのご紹介』の展示と合わせて、お楽しみください。
紹介雑誌
「目の眼」 通巻542号(2021年11月)「刀剣を鑑(み)る」(請求記号:メノメ 資料コード:1601966565)
「特別重要刀剣等指定制度」制定五十周年を記念して特集された記事です。日本の美術工芸史上において、資料的・歴史的価値が極めて高いと認められた貴重な刀剣の写真と解説を見ることができます。
「芸術新潮」 66巻9号(2015年9月)「粋を味わい歴史を知る日本刀入門 美しい刀」(請求記号:ケイシ 資料コード:1600093544)
2015年に京都国立博物館で催された「京(みやこ)の刀」展に際して特集された記事です。日本刀の見方や歴史についても詳解されています。当館では当時の図録もお楽しみいただけます。
「歴博」 通巻156号(2009年9月)「日本刀」(請求記号:レキハ 資料コード:遡及登録のためなし)
日本刀の持つ特徴と歴史について制作技術・材料科学・文化人類学などの観点で書かれた記事が掲載されています。中でも京都・平野神社宮司の尾崎保博氏による「日本刀と祈り」では神社の観点から日本刀が考察され、興味深い記事となっています。
「歴博」 通巻200号(2017年1月)「刀剣」(請求記号:レキハ 資料コード:1600337230)
通巻156号に引き続く特集号です。本号では平成7~8年頃に隕鉄(いんてつ)を原材料とした隕鉄刀(流星刀)の脇差を打った刀匠・九代目法華三郎信房へのインタビュー記事が掲載されており、珍しい隕鉄刀の作刀について詳細に知ることができます。

また、この度の「現世遠征 都結び」の灯結び展 (期間:2021年12月14日(火)~12月28日(火) 場所:みやこめっせ)を記念して、二階カウンターにて、国会国立図書館デジタルコレクション「詳註刀剣名物帳 : 附・名物刀剣押形」より作成した、薬研藤四郎・宗三左文字の押形ポストカードを配布しています。ご自由にお持ちください。

(令和3年12月21日公開)

【資料写真】

【配布葉書2種】