こんな記事、読めます No.68「芥川賞・直木賞」

 2025年1月15日第172回芥川龍之介賞「DTOPIA」「ゲーテはすべてを言った」、直木三十五賞「藍を継ぐ海」が発表されました。
 90年前の1935年、同時に創設されました。同賞の選考は、現役作家による選考会の司会は、芥川賞が『文藝春秋』編集長、直木賞が『オール讀物』編集長であることが、長年の伝統です。
 歴代の選評掲載誌を第150回から171回までまとめました(第172回の選評は2025年2月以降刊行号掲載予定)。
受賞作とあわせてご覧ください。

<令和7年1月16日掲載>

芥川龍之介賞

受賞回受賞作品選評掲載号
第150回穴/小山田浩子文藝春秋 2014/03
第151回春の庭/柴崎友香文藝春秋 2014/09
第152回九年前の祈り/小野正嗣文藝春秋 2015/03
第153回スクラップ・アンド・ビルド/羽田圭介
火花/又吉直樹
文藝春秋 2015/09
第154回死んでいない者/滝口悠生
異類婚姻譚/本谷有希子
文藝春秋 2016/03
第155回コンビニ人間/村田沙耶香文藝春秋 2016/09
第156回しんせかい/山下澄人文藝春秋 2017/03
第157回影裏/沼田真佑文藝春秋 2017/09
第158回百年泥/石井遊佳
おらおらでひとりいぐも/若竹千佐子
文藝春秋 2018/03
第159回送り火/高橋弘希文藝春秋 2018/09
第160回ニムロッド/上田岳弘
1R1分34秒/町屋良平
文藝春秋 2019/03
第161回むらさきのスカートの女/今村夏子文藝春秋 2019/09
第162回背高泡立草/古川真人文藝春秋 2020/03
第163回首里の馬/高山羽根子
破局/遠野遥
文藝春秋 2020/09
第164回推し、燃ゆ/宇佐見りん文藝春秋 2021/03
第165回貝に続く場所にて/石沢麻依
彼岸花が咲く島/李琴峰
文藝春秋 2021/09
第166回ブラックボックス/砂川文次文藝春秋 2022/03
第167回おいしいごはんが食べられますように/高瀬隼子文藝春秋 2022/09
第168回この世の喜びよ/井戸川射子
荒地の家族/佐藤厚志
文藝春秋 2023/03
第169回ハンチバック/市川沙央文藝春秋 2023/09
第170回東京都同情塔/九段理江文藝春秋 2024/03
第171回サンショウウオの四十九日/朝比奈秋
バリ山行/松永K三蔵
文藝春秋 2024/09

直木三十五賞

受賞回受賞作品選評掲載号
第150回恋歌/ 朝井まかて
昭和の犬/姫野カオルコ
オール讀物 2014/03
第151回破門/ 黒川博行オール讀物 2014/09
第152回サラバ!/ 西加奈子オール讀物 2015/03
第153回流/ 東山彰良オール讀物 2015/09
第154回つまをめとらば/ 青山文平オール讀物 2016/03
第155回海の見える理髪店/ 荻原浩オール讀物 2016/09
第156回蜜蜂と遠雷/ 恩田陸オール讀物 2017/03
第157回月の満ち欠け/ 佐藤正午オール讀物 2017/09
第158回銀河鉄道の父/ 門井慶喜オール讀物 2018/03
第159回ファーストラヴ/ 島本理生オール讀物 2018/09
第160回宝島/ 真藤順丈オール讀物 2019/03 合併号
第161回渦 妹背山婦女庭訓 魂結び/ 大島真寿美オール讀物 2019/09 合併号
第162回熱源/ 川越宗一オール讀物 2020/03 合併号
第163回少年と犬/ 馳星周オール讀物 2020/09 合併号
第164回心淋し川/ 西條奈加オール讀物 2021/03 合併号
第165回テスカトリポカ/ 佐藤究
星落ちて、なお/澤田瞳子
オール讀物 2021/09 合併号
第166回塞王の楯/ 今村翔吾
黒牢城/米澤穂信
オール讀物 2022/03 合併号
第167回夜に星を放つ/ 窪美澄オール讀物 2022/09 合併号
第168回地図と拳/ 小川哲
しろがねの葉/千早茜
オール讀物 2023/03 合併号
第169回極楽征夷大将軍/ 垣根涼介
木挽町のあだ討ち/永井紗耶子
オール讀物 2023/09 合併号
第170回ともぐい/ 河﨑秋子
八月の御所グラウンド/万城目学
オール讀物 2024/03 合併号
第171回ツミデミック/ 一穂ミチオール讀物 2024/09 合併号