こんな記事、読めます No.56「文芸誌の中の戯曲」

演劇というと別世界?と思われる方も多いと思いますが、毎年開催される『Kyoto演劇フェスティバル』(2024年2月10日(土)~12日(月・祝) は、府内一円から多くの劇団が集まり、今年で45回目。大学も多いため、学生演劇も盛んで、京都は意外と演劇の街なのです。岸田國士戯曲賞など演劇界を代表する戯曲賞を京都の演劇人が独占した年もあります。
戯曲とは、演劇を上演するための脚本。演劇雑誌には必ず掲載されていますが、演劇関係者以外にはなじみが薄いと思います。文学の一分野なので文芸誌にも載っています。そこで、当館所蔵文芸誌から戯曲一覧(2001~2023年)を作成しました。今は亡き井上ひさしや寺山修司の未発表作品も読むことができます。

〈令和6年2月2日 掲載〉

文芸誌の中の戯曲~2001-2023~ 一覧)

■演劇雑誌に掲載されている戯曲
※毎年発行の『演劇年鑑』に、下記3誌は1年分がまとめられています(現在も発行が続いている雑誌のみ)。
『テアトロ 総合演劇雑誌』カモミール社 39号(1937.10),41~43,45,46,73~204,206~214,216~220,222~237,242,243,250~256,258~273,275~342,344~743,745~757,759~765(2005.7),767(2005.8)~
『悲劇喜劇』早川書房 4集(昭23.8),7~8集;4巻7(昭25.7)~8巻3,6~10巻7,9~11.11巻1~12(昭32.12).22巻11(昭44.11)~25巻11.26巻1~28巻6,9,11(昭50.11).41巻10.42巻1号=通巻459号(1989.1)~
『演劇と教育』日本演劇教育連盟/編集 晩成書房 148号(昭42.5)~173,195,196,200~218,220号(昭49.11)~

■その他の戯曲が掲載されている雑誌
『演劇会議』全日本リアリズム演劇会議編・発行 8号(昭43.6)~
『部落解放』解放出版社 1号(昭43.10)~   ※主催の文学賞の中に戯曲賞があるため、一部の号に掲載されています。