こんな本、入りました。No.96 『描かれた器 絵画と文学のヨーロッパ陶磁』
フェルメールやブリューゲルの絵に描かれた見慣れぬ器、モンテーニュやカサノヴァ、鴎外の物語に登場する器など絵画や文学に登場する点景としての陶磁器が、ここではスポットライトを浴びています。
具体的な解説と豊富な写真でわかりやすく、記されています。
他にも「猫の器」や「だまし絵の器」など、器そのものに描かれたテーマについての章もあります。
当時の風習や時代背景、関連陶磁の紹介やエピソードと盛り沢山の内容で、うんちくがたっぷり楽しめます。
<令和3年11月15日掲載>
大平雅巳/著
平凡社 2021.9
(請求記号:751.3/O29 資料コード:1111250302)