こんな本、入りました。No.127『奄美でハブを40年研究してきました。』

 著者いわく「数年くらい行くのも面白いかな」。奄美大島に、望んだわけでもなく自らの研究人生を捧げた研究者の研究記録(?)です。主観を多分に感じますが、さすがは研究者、根拠に基づいた分析を加味しながら研究者ならではの見解が披露されています。

 40年ハブを研究した研究者によるハブの対処法。それは「注意する」。ハブ捕りの名人も生態を知り尽くした研究者も、油断により噛まれています。奄美諸島に観光する際は注意を怠らない。これが大事と思わされる1冊です。

奄美でハブを40年研究してきました。

服部正策/著 新潮社 2024.3

(請求記号:487.94/H44 資料コード:1111411086)

★こんな本もあります。

  『現代日本生物誌 11 マングースとハルジオン

   服部 正策/著 伊藤 一幸/著 岩波書店 2000.10

   (請求記号:462.1/G34/11 資料コード:1106418716)

  『奄美の人・くらし・文化 : フィールドワークの実践と継続

   植松明石/監修 民俗文化研究所奄美班/編 論創社 2016.6

   (請求記号:382.19/Mi47 資料コード:1110477104)

  『生き物をうさがみそーれー : 沖縄・奄美おじいおばあの食物誌

   盛口満/著 八坂書房 2022.10 

   (請求記号:383.81/Mo48 資料コード:1111343081)