こんな本、入りました。No.147『善良なウイルス』

 本書は、薬剤耐性菌感染症によるパンデミックが示唆され、それに対抗する善良なウイルス、ファージが提示されます。抗生物質ペニシリンの発見より人類の英知は感染性細菌に打ち勝ってきましたが、その神話は薬剤耐性(AMR)によって破られつつあります。そんな中で注目を集めているのが、ファージ療法です。

 医学用語としての「ファージ療法」は、医学文献データベース「医中誌」*などに登録されたのは比較的最近ですが、その歴史は1910年代の記録から見ることがでます。がん細胞を死滅させるものも開発されており、今後の医療界における「善良なウイルス」の活躍が期待されることが解説されています。

 *当館で「医中誌Web」を契約中

善良なウイルス : 世にも数奇なファージ医療の歴史

トム・アイルランド/著, 野中香方子/訳 文藝春秋 2025.11

(請求記号:491.7/I63 資料コード:1111607071)

★こんな本もあります。

ファージ・ハンター

山内一也/著 岩波書店 2025.1

(請求記号:491.7/Y39 資料バーコード:1111463699)

悪魔の細菌

ステファニー・ストラスディー/ [ほか] 著, 坪子理美/訳 中央公論新社 2021.2

(請求記号:936/St8 資料バーコード:1111095566)