こんな本、入りました。No.129『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
──本をたくさん買うために就職したのに、働いていると本が読めない!
趣味の読書ができなくなったことにショックを受けた著者が、仕事と趣味を両立する働き方を探ります。
まずは明治から現代にかけてサラリーマンと読書の歴史を紐解きます。かつては読書を通じて知識や教養を身に付けることが社会的成功への道でしたが、現代では、必要な情報を素早く取捨選択するよう求められ、自分と直接関係しない知識は「ノイズ」になってしまいます。しかし、読書はノイズと出会う行為です。未知というノイズを受け入れる余裕がないために、本が読めなくなるのだと著者は説きます。
働きながら本を読める社会をどうつくるか。著者の答えに注目です。
★こんな本もあります。
『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか バーンアウト文化を終わらせるためにできること』
ジョナサン・マレシック/著 他 青土社 2023.11
(請求記号:366.94/Ma39 資料コード:1111392120)
レジー/著 集英社 2022.9
(請求記号:S/002.7/R25 資料コード:1111314512)
『<サラリーマン>の文化史 あるいは「家族」と「安定」の近現代史 』
鈴木貴宇/著 青弓社 2022.8
(請求記号:361.84/Su96 資料コード:1111313688)
『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ-コンテンツ消費の現在』
稲田豊史/著 光文社 2022.4
(請求記号:S/778.04/I51 資料コード:1111308852)
『疲労社会』
ビョンチョル・ハン/著 花伝社 2021.10
(請求記号:361.1/H27 資料コード:1111311344)
宮入恭平/編 他 ナカニシヤ出版 2021.4
(請求記号:361.5/Sh99 資料コード:1111282255)
『推し、燃ゆ』
宇佐見りん/著 河出書房新社 2020.9
(請求記号:913.6/U92 資料コード:1111086292)