こんな本、入りました。No.115『シーボルトが持ち帰った琵琶湖の魚たち』

江戸時代末期にオランダから医師として派遣されたシーボルトは、博物学者としても知られています。現在放映中『らんまん』のモデル牧野富太郎と同じように、収集した動植物を標本にしていました。

シーボルトの活動の場は外国人が住むことを許された長崎の出島だったため、水生生物の採集地は有明海などに偏っています。にもかかわらず、琵琶湖にしかいない淡水魚がコレクションに多く含まれているのは、何故でしょうか? この本でシーボルトの足どりをたどるとともに、魚の分類と進化にまつわる興味深いエピソードを読んでいけば、あなたも琵琶湖で魚を釣って観察してみたくなるかもしれません。

 『シーボルトが持ち帰った琵琶湖の魚たち』(琵琶湖博物館ブックレット 17)

細谷和海/著 サンライズ出版 2023.4

(請求記号:487.62/H95 資料コード:1111356463)

★こんな本もあります。

シーボルトが見た日本の水辺の原風景

 細谷和海/編著 東海大学出版部 2019.3

(請求記号:487.52/Sh19 資料コード:1111026660)