こんな本、入りました。No.083『ナイチンゲールとセント・トーマス病院』
近代看護教育の礎を築いたイギリス人フローレンス・ナイチンゲールは、1820年5月12日に誕生しました。
この本は、日本看護協会出版会によるナイチンゲール生誕200年記念出版シリーズの1冊で、『セント・トマス病院物語』(チャールズ・グレイブス著、1974年刊)と『聖トマス病院ナイチンゲール看護婦養成学校100年のあゆみ』(1973年刊)を合本とした復刻新装版です。
この本によると、かつてイギリスでは、専門的教育を受けていない女性が看護師として従事する時代がありました。19世紀初期には、看護師がお酒を飲んで仕事をするようなことも珍しくなかったようです。
ナイチンゲールは、高い志をもって看護師となり、セント・トーマス病院に看護養成学校を創設し、看護技術と奉仕の精神をもつ女性たちを養成しました。多くの患者の命を救い、看護師という職業を誇れるものに変えたことは彼女の大きな功績です。
<令和2年10月15日掲載>
『ナイチンゲールとセント・トーマス病院』ナイチンゲール生誕200年記念出版
福田邦三/校閲・訳 永坂三夫、久永小千世/訳 日本看護協会出版会 2020.4
(請求記号:498.16/N28 資料コード:1111209985)
★こんな本もあります
Zachary Cope/著 小池 明子、田村 真/訳 日本看護協会出版会 1979
(請求記号:289/N71/ 資料コード:1101575031)