内部が全面改修され、48年ぶりに一般公開が始まり話題になっている「太陽の塔」。この本は、岡本太郎記念館館長である著者が、その建設に携わったテーマ館サブプロデューサ―や建築設計担当者をはじめとする当時のスタッフ7人に行ったインタビュー集です。

 「無名でもいいから、若く想像力豊かなのを集めたい」という岡本太郎の言葉どおり、当時20代半ばから30代前半の若者たちがプロジェクトチームに選ばれました。この本に登場する7人も、選ばれた誇りを胸に、仕事の枠を超えた情熱を傾け続け、「太陽の塔」の建設を通じて万国博覧会という一大国家プロジェクトを成し遂げた一員となりました。

 プロジェクトチームに選ばれたきっかけや当初の出来事、岡本太郎とともに一緒に考え、悩んだ日々のこと、さらに太郎の“ベラボーな”仕事ぶりについても語られています。それら当事者ならではの数々のエピソードから、「太陽の塔」にいかに生命が吹き込まれていったかがわかるとともに、この時代の凄まじいパワーやエネルギーが伝わってくる一冊です。

 <平成30年6月15日掲載>

    

 『「太陽の塔」岡本太郎と7人の男(サムライ)たち
   平野暁臣/著 青春出版社  2018.2
(請求記号:606.9163/H66 資料コード:1110767231 )

 

★こんな本もあります。

 『太陽の塔Walker すべてをアーカイブ!』  KADOKAWA 2014.10 (資料コード:1110187604)

 『岡本太郎と太陽の塔』 平野 暁臣/編著 小学館クリエイティブ 2008.6 (資料コード:1108480888)

 『大阪万博 20世紀が夢見た21世紀』 平野 暁臣/編著 小学館クリエイティブ 2014.3 (資料コード:1110362637)