こんな記事、読めます No.27「呪術」

密教僧や陰陽師による呪術は、平安時代に隆盛を迎え、和歌と呪術が深い関係を持つこともありました。雑誌「大法輪 70(4)」 に、「呪術・まじない・祈祷の世界」が特集されています。また、学問の神様として有名な菅原道真ですが、雑誌「歴史と旅」21巻14号には怨霊として紹介されています。
道真公は、5歳で和歌を詠み、学者最高位の文章博士(もんじょうはかせ)となり、宇多天皇に認められました。右大臣として国家の発展に尽くしましたが、大宰府に左遷され、2年後にこの世を去りました。道真公の死後、天変地異に加え、左遷に関わった人達が病や事故で命を落としたので、道真の呪いであるとされ、日本三大怨霊と称されるようになりました。


当館では、京都国際マンガ・アニメフェア場所みやこめっせ、期間:9/18〜19(土・日)に合わせ「百鬼夜行しおり」を配布しています。ご自由にお持ち帰りください。
「呪術」関連図書のミニコーナー(令和3年9月15日〜10月27日)」に設置しています。

(令和3年9月18日公開)

  • 紹介雑誌

・大法輪 大法輪閣
70巻4号(2003年4月)「呪術・まじない・祈祷の世界」
・歴史と旅
21巻14号(1994年9月)「怨霊残酷物語」

  • 参考図書

・『呪いの都平安京
繁田 信一/著 吉川弘文館 2006.9
(請求記号:210.37/Sh29/  資料コード:1108507425)
・『北野天神縁起』1-4
大塚巧芸社  [2001] (請求記号:KE 721.2/Ki69/1-4  資料コード:1106016825)

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