こんな記事、読めます No.65 「『婦人之友』の中のファッション」

秋はファッションを楽しむ季節。お隣の京都国立近代美術館では『LOVEファッション―私を着がえる時』(~11月24日(日)まで)、お向かいの京都市京セラ美術館では『グッチ日本上陸60周年記念展 GUCCI COSMOS』(~12月1日(日)まで)を開催中です。
和服が一般的な衣服だった日本で、庶民に洋服が受け入れられ始められたのが大正期。そのPRや普及に大きな役割を果たしたのが一般の女性誌です。たとえば『婦人之友』は、上流階級の装いだった洋服を、衣生活の改善の一貫として誌面で取り上げ、庶民への普及に大きく貢献しました。衣服の手作りが一般的だった時代、洋服を広めるため、型紙や製図を誌面に掲載し、さらに型紙とともに布地の通信販売を行いました。
当館所蔵分は昭和7年以降ですが、誌面からは洋服という新しい衣服に対する興味や工夫があふれています。
〈令和6年10月25日 掲載〉

『婦人之友』 婦人之友社
26巻4号(昭7)~110巻3号(平28) 欠号あり ※現在も刊行中ですが、当館では受入停止


【服飾の専門誌】
『装苑』 文化学園文化出版局
5巻7号(1950)~継続受入中  欠号あり

『ドレスメーキング』鎌倉書房
 11(昭26.1/2)~565号(平5.5) 以後休刊  欠号あり 

●『レディブティック』ブティック社 
314号(1994.10)~継続受入中  欠号あり


【関連展示情報】
2階閲覧室カウンター前では「スクリーンの中の装い ~アカデミー賞衣装デザイン賞受賞作とファ
ッションが気になる映画たち~」を開催中(~2024年11月27日(金))   

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