琵琶湖疏水は、今年(令和2年)で竣工から130年を迎え、6月には日本遺産に認定されました(その一部は、平成8年に国史跡に指定)。

 竣工当時の新聞によると、疏水通水式には天皇・皇后両陛下が行幸され、前夜祭(夜会)では山鉾が並び、花火が打ち上げられ、大文字に点火するなどして盛大に祝われたそうです(『日出新聞』明治23年4月8日~10日より)。

 「京都百年の計」と言われ、日本の近代化に貢献したこの大事業には、田邊朔郎という若い技術者の力がありました。雑誌『季刊大林』No.60の特集「技術者」の中で、自らの卒業設計を工事監督し琵琶湖疏水をつくり上げた田邊朔郎が取り上げられています。

 紅葉した木々に彩られた疏水は絶好の散策スポットであり、11月末までは「びわ湖疏水船」も運航しています。秋のひととき、疏水の歴史や難工事に挑んだ人々に思いを馳せてはいかがでしょう。    

                                       <令和2年11月18日掲載>

                                                                                                      

〈紹介資料〉

■雑誌『季刊大林』(No.60 2020年6月)資料コード:1601719295

P36-43「田邊朔郎 卒業設計で京都を救済した技師」

■新聞『日出新聞』(マイクロフィルム)明治23年4月8日~4月10日

 

〈関連資料リスト〉

■「琵琶湖疏水関連資料(PDF)」(平成25年3月29日作成)

 

〈関連URL〉

■びわ湖疏水船 https://biwakososui.kyoto.travel/

■琵琶湖疏水記念館 https://biwakososui-museum.city.kyoto.lg.jp/