こんな視聴覚資料、あります No.065 『KYOTO 日本の心 Heart of Japan』

このドキュメンタリー作品の脚本は、11月13日に亡くなられた谷川俊太郎さん。谷川さんにとっての京都は、母の実家があり、幼少期からなじみ深いところですが、脚本を書くに当たっては、「日常的な場所だからこそ意識的に努力し、文学のような文体によって自分の視点をあきらかにした」(DVD解説書より)そうです。
それを映像詩のような作品に視覚化したのは、市川崑監督。東京五輪(1964年)の公式記録映画の総監督でもあり、谷川さんはその時の脚本メンバーの1人です。
大阪万博(1970年)目前の1968年に製作され、さらに、市川崑監督生誕100周年を記念し、2015年にDVD化されました。解説書も併せてぜひご覧ください。

<令和6年12月15日掲載>(谷川さんの93回目の誕生日になるはずだった日)

◆紹介資料(DVD)
『KYOTO 日本の心 Heart of Japan』(2015年 オンリーハーツ 資料バーコード:1500094196

■関連展示
1階ミニコーナー「追悼 谷川 俊太郎」
開催中(令和6年12月25日まで)