No.041『終戦直後・占領下の映像記録』(全132巻)

 今回ご紹介する資料は、日本がGHQ占領下にあった時期の記録映像を集めたもので、VHSで132巻にも及びます。この映像は、米国国立公文書館(National Archives)所蔵の膨大なフィルムの中から抽出されたもので、総カット数は951件にも上ります。

 内容は、日本各地の戦災被害の状況や、占領軍の記録、皇室の様子、当時の日本を米国に紹介する映画……と多岐にわたります。京都府内に関する映像だけでも、舞鶴での引き揚げの様子、京都の伝統芸能や美術・工芸品などを米国に紹介する映画、農村や街の風景、生活の記録など、27件の映像が22巻に分けて収録されています。その内、八坂神社での子どもたちの遠足風景(16巻収録)、京都駅前から市電に乗り込む人々(88巻収録)、鴨川での友禅流し(89巻収録)等はカラー映像で見られます。収録映像の多くには音声がありませんが、東条英機の被告陳述(5巻ほか収録)をはじめ極東軍事裁判に関する記録などは、音声も聴けます。
 なお、各巻の収録映像テーマを始め、撮影地や収録時間、カラー・モノクロの別、音声の有無、簡単な解説などが付録の「コンテンツリスト」に掲載されているので、視聴の際の参考にすることができます。

歴史を知る記録として、当時の街や人々の様子を知る手がかりとして、貴重な映像資料です。この8月、ぜひ当館でご覧ください。

 

 

 
 

 

 

終戦直後・占領下の映像記録』(全132巻)
発行・販売元  エムティ出版
請求記号 VC 210.7//   資料番号 1500008857 ほか

そのほかにも、図書館の資料やデータベースを使って当時のことを知ることができます。調べ物の際のご相談は、カウンターでお尋ねください。

 

【レファレンス事例】

戦後、京都にいた進駐軍の人数を知りたい。 (レファレンス協同データベースより、京都府立図書館提供事例)

 

〈令和元年8月1日掲載〉