今回は、図書の「付録」についてお話したいと思います。 

皆さんは、初めて付録を手にしたときのことを覚えていますか?私は、小学館刊の雑誌『小学一年生』の付録が初めてでした。その中身にとても感動して、以来、雑誌の付録は楽しみがいっぱいつまった福袋というイメージがあります。 
でも図書の付録につまっているものは、楽しみというよりも、図書の内容を違う角度からも得ることのできる「情報」でしょうか。その情報は、別冊の図書や小冊子、地図、カセットテープ、レコードのほか、フロッピーディスクやCD-ROM、DVDなどといった媒体(もの)に姿をかえて図書に付いています。 

付録には、本体に挟み込んであるものと別になっているものがあります。本体の巻末についているCDやDVDと、本体と一緒に箱に入っている別冊の図書や小冊子とを比較すれば、わかっていただけると思います。また、当館ではガイドブックに付いているバス路線図やソーイングブックに付いている大型紙などのように、本体から切り離して使うことを意図して作成されたものは、最初から切り離して利用できるようにすることもあります。 

それでは、付録をもつ図書が、目録の中ではどのように記録されているのかを説明します。 

まず、注記としてその付録の形態と個数を記録します。そして、付録の大きさが本体と異なる場合は大きさを付記します。付録に独立したページが付いていたりタイトルが付いていた場合は、その情報も記録します。 

[例] 
•付 : 地図(2枚) 
•付属資料 : CD-ROM(1枚 12cm) 
•付属資料 : 索引(127p 26cm) 
•別冊付録 : 医者からもらう子どもの薬安心BOOK (64p 21cm) 

 また、付録が紙資料ではなくCD-ROMなどの電子資料であるときは、その図書が複合媒体資料であることも記録します。 

[例]•資料種別 : 複合媒体資料 

私が今までに扱ってきた付録のなかで珍しかったものといえば、お習字用の下敷きや、占い用の石25個、シール、ペーパークラフトなどでしょうか。下敷きの場合は、繰り返し使えるものであるのと、読者がすぐにでもお習字を始める気持ちになれるようにという補助的役割をもっているのでいいのですが、シールやペーパークラフトのように一度使ったら原型に戻らないようなものや、占い用の石のように1個でも紛失すると残りの石の利用価値がなくなってしまうようなものについては、管理が難しくなってきます。そのため当館では、付録をもつ図書の貸出と返却の時に、その原状を確認しています。  

また、付録は基本的に本体と一緒に書架に並べていますが、保存が必要と判断したもの、付録としてよりも1冊の図書として並べた方がいいと判断したものは、本体とは別の場所に並べることがあります。この場合は本体に付録の置き場所を記していますが、その置き場所が分からない場合は付録のタイトルで改めて検索していただくか、カウンターでお尋ねください。CD-ROMの中には、当館のマルチメディア閲覧室(2階)で見られるものもありますので、この場合もカウンターでお尋ねください。 

最後に皆さんにお願いですが、付録を利用されたときは、元に戻したことを確認してから返して下さいね。(ち)