こんな本、あります No.38『漱石の京都』

 12月9日は漱石忌です。今年(平成28年)は漱石没後100年、来年は生誕150年にあたります。
 
著者は、漱石の多くの作品が、旅行や読書、京都での体験などから影響を受けていると述べています。本書では、漱石の4回の京都旅行を詳細に再現し、
訪れた場所やその時の心象が投影された小説・俳句を紹介しています。また、漱石が親しんだ古典文学や絵画から受けた影響を作品と照らし合わせて解説しています。

 本書を手に、漱石の京都を追体験してみてはいかがでしょうか。

               soseki       

                 『漱石の京都

             水川隆夫/著  平凡社  2001.5

      (請求記号:K/910.268/N58 資料コード:1105590481)