こんな視聴覚資料、あります No.032『古都』

 本年は、川端康成氏が日本人初のノーベル文学賞を受賞してから、50年目の年になります。

   ご紹介する資料は、氏の名作『古都』のその後が、舞台を現代の京都とパリに移して描かれた映画です。京都・室町の人々が、不安や

苦悩を抱えながらも、伝統や文化を継いでいく様子が表現されています。 小説を忠実に映画化した中村登監督の『古都』(1963年製作)と

見比べれば、町の風景や暮らしぶりなどの違いも感じられることでしょう。

川端康成氏のノーベル賞受賞を伝える新聞記事やスピーチ等も、当館でご覧いただけますので、あわせてご利用ください。

  また、地下1階には「川端康成 ノーベル文学賞50年」と題し、関連資料をご紹介するコーナーを設置しています。                                         <平成30年10月5日掲載>

◆ご紹介資料

DVD『古都』 Yuki Saito/監督  オデッサ・エンタテインメント(請求記号 K-DV/778.21/コト/ 資料コード1500094170)

◆関連資料等

 DVD『古都』中村 登/監督 松竹株式会社ビデオ事業室(請求記号 K-DV/778.21/コト/  資料コード1500073034)

◆新聞記事(受賞のニュース)昭和43年10月18日付

 データベース聞蔵Ⅱ(朝日新聞)「川端康成氏にノーベル賞 東と西のかけ橋 日本人の心の精髄表現」

*朝日新聞で「古都」が連載されています。(昭和36年10月8日~昭和37年1月23日)

 新聞縮刷版(日本経済新聞)「賞金に課税か 小説は『学術』でない」

◆データベース毎索(毎日新聞)「美しい日本の私 ― その序説 川端さんの受賞講演全文」(昭和43年12月16日付)

*ノーベル賞授賞式でのスピーチが掲載されています。

■官報検索データベースでの検索結果(昭和44年4月23日(水))

「ノーベル賞を非課税所得として法定する等、表彰金の非課税規程について整備を行なった。」