こんな視聴覚資料、あります №021『東海道四谷怪談』
これからお盆を迎えるこの時期、みなさんすこーし涼しくなりませんか?
当館が誇る日本映画傑作全集の中で、夏にぴったりな怪談映画『東海道四谷怪談』!
四谷怪談を題材にした数多くの映画の中でも、本作品は単にコワーイだけでなく、人間の弱さや哀しさも描かれています。
ラストシーン、伊右衛門が絶命したことを見届けたお岩さんの亡霊が元の美しい姿に戻って昇天していくシーンは考えさせられるものがあります。有名な「戸板返し」も必見です。
本作品は1959年の作品でちょっと古い映画ですが、数多くの名優が出演しており、その意味でも鑑賞の価値があります。
キャスト:天知 茂 若杉 嘉津子 江見 俊太郎 池内 淳子 ほか
原作:鶴屋 南北
脚本:大貫 正義 石川 義寛
監督:中川 信夫
『東海道四谷怪談』(新東宝)(1959年)
製作著作 国際放映
(請求記号 VC 778.21 資料番号 1500019375)
なお、関連図書として次のような資料も所蔵しています。(いずれも別の映画のシナリオです。)
『四谷怪談』加藤 泰/脚本監督 東映京都撮影所
(請求記号 912.7/Y94 資料番号 1102805403)
『四谷怪談』八尋 不二/脚本 三隅 研次/監督 大映
(請求記号 912.7/Y94 資料番号 1102805411)
〈平成29年8月1日掲載〉