平成29年度 第1回 京都府立図書館協議会 議事要旨
pdf版はこちら

 

1 開催日時

平成29年6月14日(水)午後3時から5時まで

 

2 場所

京都府立図書館(京都市左京区岡崎成勝寺町)

 

3 出席者

明致親吾委員、小川雅史委員、桂まに子委員、潮江宏三委員、内藤千鶴委員、

永田 紅委員、原田隆史委員、松下亜樹子委員、村川広美委員、矢納佳実委員

 

4 会議の内容

(1)協議会会長の選任について

(2)協議会の公開について

(3)平成28年度事業のまとめについて

(4)平成29年度事業計画について

(5)評価基準の考え方について

(6)今後のスケジュールについて

(7)その他

 

5 協議事項(・:委員、→:事務局)

(1)協議会会長の選任について

〇満場一致で原田委員が会長に選任された。また、会長により小川委員が会長職務代理者に選任され、満場一致で了承された。

 

(2)協議会の公開について

〇協議の結果、傍聴要領を定め、会議の傍聴を認め、資料及び議事録を終了後に公開することとした。

 

(3)平成28年度事業のまとめについて

〇事務局から概要を説明した。

〇委員意見

・活動の成果は発信できているか。多彩かつ多大な活動を行っているが、職員の受け取りはどうか。
→館HPを活用して成果報告している。業務が増えているのは事実であるが、企画ごとに関連する本の展示等も行うなど、全職員で協力して実施している。

・収書の方針について確認したい。また、展示は装丁の種類や活字・印刷に留意して、物体としての本に関する専門的な知識をもとに展開されるとより良い。
→収書は市販本を中心に、調査研究用資料と市町村・学校を支えるための資料、文化施設の資料等としている。展示についてはより良いものにしていきたい。

・託児サービスがあると、子どもを預けて調査をできる。また、目的以外の本に出合えるという図書館の利点を活かしてほしい。館内見学会もより周知を図ってほしい。

・今後の方向として、来館数を増やしたいのか、非来館型の市町村支援やインターネットサービス等の取組を充実したいのか、どちらに重点を置こうとしているのか。
→市町村支援は外せない一つの大きな柱。サービス計画でも第一に置いた。一方、来館型サービスも重要であり両方とも大切と考えている。しかし人口減少等の外的要件があるので、そのことも踏まえて、検討したい。

 

(4)平成29年度事業計画について

〇事務局から概要を説明した。

〇委員意見

・平成32年度までの計画であることを前提として、平成28年度の実績・平成29年度の計画にも評価の記載がない項目がある。やっていることはなるべく全部出してほしい。
→記載は重点的に行っている事項のみにした。そのため、継続して取組を行っているもので、記載がないものがある。次回以降、すべての活動に記載するよう検討したい。

・連絡協力車についての予算や人員は新規に獲得したものか。
→連絡協力車については、従来の予算のなかでメリハリをつけて計上したもの。

・子どもへのサービスについては、市町村立の図書館とは役割分担をしている、という理解でよいか。
→子どもへのサービスについては、直接のサービスは行わず、連絡協力車を活用して資料支援を行うこととしている。この点は現在の施設建設時からの方針。府立の役割があると考えるので、ご意見いただきながら考えたい。

 

(5)評価基準の考え方について

〇事務局から概要を説明した。

〇委員意見

・サービス計画の64項目はもちろん、書かれていないすべての活動についても対象にする、という方向で考えたい。質をどう評価していくかが論点。

・数字は絶対的ではないが、出していかないといけない。利用者の属性などより深いデータがほしい。それによって結果の分析ができ、努力の方向がわかる。

・基礎データが少なすぎるのが図書館共通の問題。意味のあるデータを取るように求めたい。例えば講演会等で毎回参加している方が多くいるのか、新しい方が多くいるのか、その辺のデータもほしい。

・平成29年度の事業計画は、すでに見通しのついているものが重点項目になっている印象がある。

・事業ごとに取ったアンケートの結果もまとめてほしい。

・SNSの活用状況について。アカウントのフォロー数なども基準になる。若者にとっては重要な要素。

・平成29年度のものでも企画段階であるものは事前に数値目標を持つべき。そうすると事後に評価ができる。さらに平成32年度まで見通しをもって計画してほしい。項目によっては、取り組まない、という判断でもよい。

・数値に限らず、目標設定と達成評価は重要。また数に限らない評価では、アウトカムの指標が重視されている。

・機関投資家に説明を行い、相手の反応を引き出すなど、対話でアウトカムを引っ張り出す手法がある。不特定多数の来館者に対してはむつかしい手法だが、市町村に対してはヒアリングを行うことで可能では。
→市町村巡回の際によくお聞きしたい。また出せる数値やアンケート結果も準備したい。
なお利用者数はカウントしているが、例えば男女別、年齢別はカウントしていない。
平成32年度までの計画についても予定として提示したい。

・先ほど議論もあったが、同じ項目でも、非来館サービス、来館サービス両方にかかるものがある、その場合には項目をわけるなど工夫して欲しい。

・外部評価のコメントはどのように考えるか。
→全項目にコメントいただくのは困難かと考える。次回までに検討して提示したい。

・サービスを受ける側の課題もある。そこが整理されると良い。数値が伸びないとき、図書館だけが要因ではなく相互関係がある場合もありえる。例えば学校においてサービスが活用されていない場合、学校と話し合いをした、ということだけでも進歩だと考える。

・相互貸借でも各図書館がそれぞれ充実すれば、数値は少ない方がよいという考え方もできる。

・数値以外の状況も提示されないと、外部評価はできない。目標とされている状況をそれぞれの項目ごとに記述していただきたい。

・評価のためにデータを取る際に、知る権利や思想信条の自由に関わって、疑念を招かないように特段に配慮してもらいたい。

・東日本大震災時に移動図書館をよりどころとした短歌があった。「京都に鴨川があって良い」というような、よりどころ、安心感となる図書館を大事にしたい。

〇会長意見

・数値のピックアップ、定性的なデータの取扱い、様々な層からのアンケート、図書館の特徴の活用、若者の利用の掘り起こし、などいろいろな意見が出た。また、一昨年度、府内全域を対象にしたアンケートを行った際のデータも興味深い。これらを事務局で検討し、委員の方に意見を聞いていただきたい。その上で、事務局と検討して、評価手法については、たたき台を作らせていただいて次回議論したい。その方向で会長に一任いただく。

 

(6)今後のスケジュールについて

〇事務局から概要を説明した。

 

(7)その他

〇事務局から、資料の切り取りについて、マイナンバーの図書館利用について報告。