こんな本、入りました No.047(番外編)『広辞苑はなぜ生まれたか』

  

 暮らしの中で、言葉の意味を調べる辞書として「広辞苑」を手元に置いている人は、きっと多いはず。
 本書は、その「広辞苑」編者である新村出氏について、きめ細かく丁寧に書かれています。読み進むにつれて、氏の上品で人間味豊かな人柄に親しみや温かさを感じたり、また意外な面を発見したりもするでしょう。
 広辞苑は、書物を好み、自由な思考で柔軟かつ何事にも熱心な性格を持ち合わせた、新村出氏のような人物が存在したからこそ生まれた賜物。読み終えた後は、「広辞苑」がいつもと違ってみえます。

平成29年9月29日掲載>

          
 

広辞苑はなぜ生まれたか

  新村恭/著 世界思想社 2017.8

  (請求記号:289.1/Sh64  資料コード:1110741087)  

★関連資料のミニコーナーを設けました。ぜひご覧ください。