「うつほ物語」ミニコーナーのご案内(終了しました)

 『うつほ物語』は、平安時代中期に成立した長編物語で、『枕草子』に登場し、また『源氏物語』に先行して、その典拠となった作品としても知られています。

<内容紹介> 遣唐使清原俊蔭(きよはらのとしかげ)は、難破の末、流れ着いた波斯国(はしこく)の天人たちより奇瑞を引き起こす秘琴と技を伝授される。俊蔭からその技を託された娘は、父亡き後落ちぶれ、その子仲忠(なかただ)とともに、北山のうつほ(木の洞穴)に住まう。仲忠とその一族の琴の調べは、天、自然、動物、人の精神と深くつながり、聴くものに深淵な世界を垣間見せる。その音は都の貴人に届き、二人は再び都へ呼び戻される。仲忠の琴の音は帝の心をもとらえ、一族を栄華へと導いていく。

 秋の京都の雅楽や古典に関するイベントとともにお楽しみください。

                             utsuho

 

★関連イベント 「古典の日」記念事業『古典の祭典2017』雅楽 管弦と舞楽の特別講演「平安の調べ」
         http://web.kyoto-inet.or.jp/org/asny1/kotennosaiten2017/kotennosaiten2017.html           


期間:平成29年10月1日 日曜日 ~
場所:京都府立図書館 地下1階閲覧室 エレベーター前
日付: