1909(明治42)年の開館当初は、3階北と南に陳列室がありました。日露戦争戦勝記念物を陳列するのを目的とした陳列室は、図書の展示や画家の展覧会、講演会等で使われました。

白樺派のメンバーがウィリアム・ブレイクの個展をはじめ各種展覧会を開催し、ほかにも竹久夢二、岸田劉生ら画家の展覧会を1929年頃まで陳列室で行いましたが、書庫の狭隘化がすすみ、写真のように南陳列室は書庫に転用されました。

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