久野久は、1886年に大津市で生まれ、両親の死後15歳まで京都の叔父のもとで過ごし、明治末期から大正にかけ日本を代表するピアニストとして人気を博しました。

 その演奏は、全身を使い鍵盤を叩くような情熱的なものだったと伝えられていますが、留学先のヨーロッパでは繊細で細やかなタッチによる奏法が主流であったため受け入れられず、彼女は滞在先のホテルで自ら命を終えました。

 彼女の唯一の録音となってしまった作品はロームミュージックファンデーションによりCD版で復刻された音源で、特に第3楽章でその本領をうかがい知ることができます。

 

 『 L.v.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27-2「月光」/久野久 』(ロームミュージックファンデーション SPレコード復刻CD集 日本SP名盤復刻選集Ⅳ CD1 所収)

企画 ロームミュージックファンデーション

( 請求記号 CD/762  資料番号 1500077100 )

※『月光』を含む全7曲を収録したCDです。

     日本SP名盤復刻選集Ⅳは全7枚組です。